現代に生きる歯医者の話

かつて歯医者といえば痛い、怖いが当たり前で、歯医者に行くことは苦痛に耐えることを前提にしていたように思います。それがいつの頃からか、無痛治療が今度は当たり前になり、歯医者は怖くもなければ痛くもなく、クリニックというよりサロンにでも行く感覚で通える場所に変ったかに思われるようにすらなりました。
伏見の歯科などは建物の作りも随分変りました。なんと言ってもおしゃれになりました。おしゃれじゃなければ歯医者じゃないといった感じの建物も珍しくありません。さらに建物の内部に入れば、未来をイメージさせるような革新的なデザインの診療機器が、キレイに整えられたクリーンな部屋に整然と並べられています。

まるでショールームのような空間で施されるのは無痛治療です。無痛であることを知らしめるかのように、診療室はガラス張りで出来ていたりします。つまり患者の苦しむ顔、恐怖におびえた顔はそこにないのです。

いまや歯医者は異次元の世界に進化しています。