私は小学生の時に、自宅で姉と遊んでいて左の親指を痛めてしまい、近所の玉川上水の接骨院に行きました。その時初めて『接骨院』と言う所に行ったので、とても緊張しました。母に連れられて玉川上水の接骨院のドアを開けると、もの凄く湿布のにおいがして驚いたのが第一印象でした。先生に痛めた指を見てもらうと、捻挫と言う事でしばらく通院することになりました。
初めは母に一緒に来てもらっていたのですが、慣れてきたのでひとりで通院するようになりました。玉川上水の接骨院と言う所はとてもお年寄りの患者さんが多いと感じました。私は祖父母と一緒に暮らしていなかったので、その時初めて『歳をとると、いろいろな所が痛くなる』と言う事を知りました。
だいたい祖父母と同じぐらいの年齢の患者さんが多く、私が待合室にいると、お菓子をくれたり、いろいろ話しかけてくれて割と楽しく通院していました。捻挫が完治するまで数か月通っていましたが、あまり治療で痛かった思い出は無く、患部を温めたりするので子供でも心地よかったような気がします。
今でも『接骨院』と言うと、その時の事が思い出されます。