残尿エコーとは?
患者さんがトイレで用を足した時に、膀胱の中に尿が残っているかどうかを調べる機械を残尿エコーと呼んでいます。
残尿エコーを使う方は、残尿感が非常にある方、少し前までは普通に尿が出ていたのに、突如尿が出なくなった方、よく排尿するためにトイレに行くといった頻尿の方がこれにあたります。残尿エコーはこうした方々の膀胱機能がどのようになっているかを確認するために検査する機械と言えます。
では、どのようにしてこの残尿エコーを使うのでしょうか?
患者さんの下腹部にある膀胱付近にゼリーをつけた残尿エコーの機械を当て、数値を見ながら確認していきます。患者さんにとっては痛みもなく膀胱の状態がわかるため、泌尿器科ではよく使われている道具です。
尿流量測定機とは?
この機械は見た目が便器のようになっており、この測定機に向かって尿をすると、その時の尿の量や排尿にかかった時間、そして勢いがどのくらいのものだったかわかります。
この尿流量測定機は、主に排尿機能障害の診断の際に使われるもので、尿の状態をグラフに表して見ることができるため、わかりやすいことが特長として挙げられます。
この検査を行なうときは、トイレが近いと感じるときに行なうことが大切で、膀胱に尿を十分ためて行なわないと、測定の精度は上がりません。ただし、トイレに行くのを我慢しすぎてしまうと、かえって排尿がおこりづらくなってしまう場合もあるため、過度の我慢はしないようにすることも重要なポイントです。
以上のように、尿流量測定機を使った検査は排尿することだけなので簡単に行なえますが、泌尿器科に来られる患者さんの中には緊張しやすい方々も大勢いらっしゃるため、検査が難航してしまう場合もあります。
膀胱内視鏡とは?
この機械は、尿道から膀胱までを内視鏡を使って検査するために使います。膀胱内を見ることが可能となるため、膀胱炎や腫瘍、結石などの発見につながる場合もあり、泌尿器科では大変役立っています。
膀胱内を医師や看護師にのぞかれてしまうといった羞恥心や恐怖感で緊張したり、不安がる患者さんも少なくはありませんが、内視鏡のカメラの太さは直径6mmと大変細く、やわらかな素材でできているので痛みもほとんどないのが特徴です。
男性は尿道が長いので、ゼリー状の麻酔をして検査に約20分ほどを要しますが、女性の場合は約5分程度と大変短時間で検査ができます。
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