ケガの治療で整骨院へ行く主な目的は、治癒を早めること
病院で診察を受け、投薬やセルフケア、固定や鎮痛薬の処方といった手段で治療を受けると、脱臼や肉離れ、捻挫といったケガは時間経過とともに治癒します。
ですから、ただ治すというだけであれば、ケガの治療は整形外科や外科で事足りることがほとんどです。
ケガの治療で整骨院へ通う主な目的は、一刻も早くケガから回復し、痛みや炎症のない日常生活に戻ることになります。
骨折は人によって治りの早さが違うと言われますが、最近は医療機関や整骨院などでの処置で治癒が早くなるという研究も進んでいます。
納得いく施術計画の説明を受ける
一日でも早くケガを完治させるためには、定期的に整骨院に通うことが大切になります。
どんなに腕の立つ柔道整復師の方でも、1回手技を行っただけで完全に骨をくっつけたり、捻挫の症状を完全に治めるということはできません。
ですから、最初に整骨院でケガの状態を診てもらう時に、納得いく施術計画の説明をしてもらい、無理なく通える治療プランを立てることが大切です。
そして痛みがいったんとれても、基本的には自分で治療を打ち切らず、再発の心配がないところまで整骨院で診てもらいましょう。
整骨院での施術直後に痛みが和らいでも、時間経過とともに再発する、症状が悪化するということも少なくありません。
通うたびに、毎回痛みの具合などについて報告し、柔道整復師の方と症状に関して情報共有するようにしてください。
生活指導、セルフケアの指導が上手な整骨院を選ぶ
整骨院で治療を受けられるのは、せいぜい1日に数十分~1時間程度のものでしょう。
それ以外の時間は、自分で痛みのケアをして、安静にし、患部に負担をかけないように注意する必要があります。
ですから、整骨院で生活上の注意を上手に説明してくれて、必要ならテーピングや固定といったセルフケアについてもしっかり教えてくれることは重要です。
問診からアフターケアまで、患者さんにわかりやすく丁寧な説明をしてくれることは、良い整骨院の必須条件となるでしょう。
腰痛などの場合は、姿勢の改善やストレッチ、運動療法などを自分で取り入れていくことも治療に役立ちます。
柔道整復師の方の話をよく聞き、実践することが、どんな施術や治療よりも効果的ということも少なくありません。