整形外科医のやりがいや大変なこととは?

整形外科医の楽しさややりがいとは?

高齢者の患者さんは、現在痛みを生じている箇所だけではなく、老化によって体全身の骨格が弱くなってしまっています。また、学校のスポーツや部活動に励んでおられる学生さん、さらにスポーツジムなどに入会されている若い患者さんたちは、体にとって無理な動きをしすぎてしまったり、このまま間違った体の動かし方をしていると大きな障害を引き起こしてしまいそうなことをしている方もいます。
そのような方々に対して、今ケガをしている箇所や障害を持っている箇所の治療はもちろんのこと、今の体の動かし方をしていると今後起こってもおかしくないケガや障害をわかりやすく説明し、予防につながるようなトレーニングやリハビリなども伝えています。そのため、治療ばかりではなく、予防につながって患者さんたちが自らの持てる力で快適に過ごせることは、整形外科医にとっては大変嬉しいことであり、やりがいなのです。

整形外科医の大変なことやキツイこととは?

高齢者の中には老化によって、栄養不足や運動不足、病気などとあいまって、筋肉量が平均以下になってしまう方もいらっしゃいます。これは実は高齢者だけに限ってのことではなく、若い人の中にも過度なダイエットや長時間のデスクワークなどによって、筋肉量が平均以下になってしまう方も大勢いらっしゃるのです。このような方々は早期のうちに介護が必要になってしまったり、ロコモティブシンドロームになってしまう危険も高まります。さらに、慢性的に体に障害を持っている方や動きづらさを感じている方は、日常生活において体の使いづらさといった苦しみを感じているのです。
こうした方々にやさしく、親身になって接することができなければ、整形外科医として働くのは大変キツイことでしょう。将来的にますます高齢者は増えていくため、患者さんに寄り添うことができなければ、大変な仕事となってしまいます。

では、どのような方が整形外科医に向いているのでしょうか?

整形外科には老若男女、様々な患者さんが日々やってきます。見た目だけではごく一般的な健康な方と変わらないような人でも、体のケガや障害によって動きづらさに悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。こうした方々に対し、気持ちをきちんとくみ取って理解し、コミュニケーションを取れる方は整形外科医に向いていると言えます。また、治療しにくい疾患でも新しい医療を取り入れる研究熱心な方というのも向いていると言えます。

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