入れ歯よりも強く噛むことができる治療
ブリッジやインプラントといった技術は、入れ歯と同じく、抜けてしまった歯を補うための人工的な歯であることに違いはありません。
しかし、入れ歯と大きく違う点は、その装着感です。
固定力が入れ歯とかなり差があるので、ブリッジやインプラントはより強い力で食べ物を噛むことができますし、しゃべりやすさにも差があります。
まだインプラントは保険適用外の治療で、費用も高額になってしまいますが、実際に治療を受けた方は、その強力な固定力や自然な見た目、不自由のなさに満足している方が多いです。
ブリッジは、保険適用ができる場合とできない場合があります。
本数などの条件があるので、自分の歯にブリッジの治療をして保険が適用されるかどうかは、歯医者さんに確認しましょう。
隣の歯を支えにするブリッジ
ブリッジの大きな特徴は、残っている歯を支えにして、複数の歯を橋げたのように装着していくという点です。
完全に装着してしまった後は、ブリッジの歯を入れ歯のように外すことはなく、そのまま24時間生活することができます。
当然、入れ歯のように洗浄ケアなどをすることもなく、歯磨きで汚れを落とすことができるといったメリットも大きいですね。
ただし、ブリッジは当然、隣の歯が残っていることを前提とした治療になります。
歯の抜けている本数が多い、歯が全くないといった場合、そもそもブリッジをすることができません。
また、ブリッジをするために歯の形を矯正するということで、ブリッジの支えとなる隣の歯を削ったり、不必要な歯を抜いたりといった治療を伴う可能性もあります。
歯茎に人口の土台を作るインプラント
インプラントは、歯が一本も残っていなくても行うことができる治療です。
歯茎、あごの骨の部分に歯の土台を作り、そこに人口の歯を装着するので、入れ歯と違って、こちらも24時間外すことなく暮らすことができます。
装着力も非常に強く、噛む力の強さは入れ歯と比べ物になりません。
かなり、もともとの歯で噛むのに近い感覚を実現できている点が、注目される理由でしょう。
ただし、こちらもあごの骨の問題などで、治療ができないケースがあります。
また、治療は外科手術を伴いますので、患者の体への負担はかなり大きくなります。
経済的な点でも、100%保険適用外で、しかも外科手術を伴う治療ということなので、かなり費用がかかってしまうのがネックです。
ただし、メリットも非常に多いので、数十年といった長いスパンで考えて、インプラントに踏み切る方も少なくありません。